「好意的に見られる行動を取りたい!」と思ったとき、客観視スキルを使いこなすことが重要ポイントになってきます。
今回の記事では「客観的な視点で見る(客観視する)方法」について紹介して行きたいと思います。
客観視スキルを使いこなすことができれば、好意的に見られる行動を見極めることも可能です。毎日の生活に役立てることも可能になるので、ぜひ参考にしてみて下さい。
- 好意的に見てもらえるような行動や会話ができるようになる
- 人からネガティブなことを言われないようになる
- 危険を回避できる未来予測ができるようになる
- 理想の未来を達成するためのマインドセットを探せる
- あなたの理想の未来を応援してもらえるようになる行動を目指せる
客観的な視点で見るために必要な知識を学ぼう!
客観的な視点で見るためには、 客観的の意味を知ることが大切です。まずは客観的の意味について見ていきましょう。
「客観的」な視点で見るとは?
- 第三者(その物事や出来事に直接関わりを持たない人)の視点で物事を見たり考えたりすること
客観的(きゃっかんてき)の意味【辞書】
1 主観または主体を離れて独立に存在するさま。⇔主観的。
引用元:客観的とは – コトバンク
2 特定の立場にとらわれず、物事を見たり考えたりするさま。「客観的な意見」「客観的に描写する」⇔主観的。
第三者は感情に左右されずに見ることができるため、状況に合わせた行動や発言について冷静に考えることができます。その性質を利用して、頭の中に第三者を描いて自分の行動を見極めるために活用しましょう。
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客観的な視点で見るのは……
- 誰が見ても問題のない行動を自分自身が取れているか評価するために、第三者の視点を利用して考えるため
- 物事を公正に評価するために、 第三者の視点を利用して考えるため
※このような理由から客観的な視点で見るを「客観視」と表現しても問題ないと考えています。
客観視(きゃっかんし)の意味【辞書】
物事を自分の利害や感情などを除いた観点で考える、客観的に考える、などの意味の表現。
引用元:客観視の意味や使い方 Weblio辞書
詳しく知りたい場合は 「客観的と客観視の違い」 について簡単な知識を見てみて下さい。
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「客観的な視点で見る」3つのポイント
- 色々な人達にどんな風に映るのかを考える
- 感情を除いた中立的な意見や行動について考える
- より多くの人が納得できると思える行動や発言について考える
- 好意的に見てもらえるような行動や会話ができるようになる
- 人からネガティブなことを言われないようになる
- 危険を回避できる未来予測ができるようになる
日常生活を楽しくするために非常に役立つ効果が期待できるので、客観視スキルをしっかりと磨くようにしましょう。
【4ステップ】客観的な視点で見る方法!
客観的な視点で見る具体的な方法について、私なりのやり方(客観視する方法)を紹介していきたいと思います。
客観視する方法【基本スキル編】
- 状況を設定する
- 今の状況を第三者が見た場合=どんな気持ちを抱くのか考える
- 第三者が納得できると思える行動や発言について考える
- 第三者のコメントと対策ポイントを意識して行動する
- 誰が見ても好感を持てる行動を探せる
- ひとつひとつの行動に対して意識すべきこと(マインドセット)を探せる
- コミュニケーションリスク(他人の不満、怒りポイントなど)を事前に把握できる
【ステップ1】状況を設定する
例)12時までにやっておいてと頼まれた仕事が12時に終わっていない状況
第三者の視点「Bさんに12時までにやっておいてと頼まれた仕事が12時に終わっていないAさん」
好意的に見てもらう行動を探すためには、冷静に状況を見極めて分析する必要があります。まずは客観的な視点で見るための状況について考えましょう。
【ステップ2】今の状況を第三者が見た場合=どんな気持ちを抱くのか考える
例)12時までにやっておいてと頼まれた仕事が終わっていない状況
例)12時までにやっておいてと頼まれた仕事が12時に終わっていない状況
- 「Bさんに12時までにやっておけと言われた仕事が12時に終わっていないAさん」を第三者が見た場合にどんな意見やコメントがあるのか考えてみましょう!
第三者コメント(Rさん)
「仕事が終わらなそうだったらBさんに言っておいたほうが……」
第三者コメント(Xさん)
「なんで終わってないんだろう?」
第三者コメント(Zさん)
「お願いされた仕事は責任持って終わらせよう!」
第三者コメント(Sさん)
「終わらなそうだったら他の人に相談した方が良いと思う……」
第三者コメント(XXさん)
「Aさんも忙しかったかもだけど……終わらないなら断る勇気も必要だよ!」
第三者コメント(CCさん)
「Aさんの状況や能力を確認しないBさんも問題あるんじゃない?」
第三者コメント(Dさん)
「Bさんが困りそう……これが大事な仕事関連だったら大変かも……」
※「こんな意見やコメントが多そう!」と感じる内容を優先的に考えよう!
第三者が見た場合の想像が難しいので、「もし今の状況がテレビに写っていたら視聴者にどう見えるのか?」など具体的な場面を想像してコメントを探すのがおすすめです。視聴者のみんなが、言ってそうなこと(意見コメント)や思ってそうな気持ちなどを考えてみて下さい。
- You Tubeやニコニコ動画で今の状況を視聴者が見ていたらどんなコメントが書かれるのかを考える
- 今の状況がテレビに写っていた場合、掲示板やSNSなどでどんな意見が書かれるか考える
- 神様が今の状況を見ていたらを考える
第三者の具体的な場面を色々と想像して意見を考えましょう。
【ステップ3】第三者が納得できると思える行動や発言について考える
例)12時までにやっておいてと頼まれた仕事が終わっていない状況
例)12時までにやっておいてと頼まれた仕事が12時に終わっていない状況
- 第三者コメント(Rさん)対策
『次からは仕事が終わらなそうだったら事前に言っておく(取り返しが付く状況の範囲までに伝える)』
- 第三者コメント(Xさん)対策
『相手が納得できる理由がある場合は伝える』
※言い訳だと思われる可能性に注意する
- 第三者コメント(Zさん)対策
『お願いされた仕事は責任を持つ』
- 第三者コメント(Sさん)対策
『 終わらなそうだったら他の人に相談する』
- 第三者コメント(XXさん)対策
『自分に無理な仕事は引き受けない&断る勇気を持つ』
=上手な断り方を考える
- 第三者コメント(CCさん)対策
『誰かに仕事を頼む場合は相手の状況を確認する』
- 第三者コメント(Dさん)対策
『謝罪する|今すぐ仕事に取り掛かる|頼まれた仕事の内容を正しく把握しておく』
第三者コメントの対策ポイントを意識して行動することで、誰もが納得する行動になっていきます。第三者のコメントに対して納得してもらえると思える行動を探しましょう。
【ステップ4】第三者のコメントと対策ポイントを意識して行動する
「まだ仕事が終わっていないことをBさんに報告と謝罪をして、今すぐ仕事に取り掛かるようにしよう!次からは仕事が終わらない場合は事前に報告したり、周囲の人に協力を求めるように注意して、最後まで責任を持とう!」by(Aさん)
※より多くの第三者が納得できる行動を把握して、次の行動に役立てる意識を持つことが大切です。
第三者のコメントから、どれだけ対策ポイントを見つけられるかで、好意的に見てもらえる行動を取れるかどうかが決まります。色々な人達から何も言われないような行動を取れるように、改善すべき点を認識していきましょう。
ここで紹介した客観視のやり方はあくまで一例です。第三者の意見は他にもたくさんあり、第三者のみんなが納得できる最善の行動は無数に存在するので、ぜひ色々と分析してみて下さい。
「客観視スキル」気をつけたい5つの注意点(マインドセット)
- 自分の気持ち抑えて本当に自分がやりたいこともできないなどのストレスに注意する
- 見つけた改善ポイントを意識(マインドセット)して行動しないと意味がない点に注意する
- 客観視にはレベルが存在するため、相手に同じレベルの客観視を求めないように注意する
- 周囲の人が客観的な視点を持てていないのも「当たり前」だと思っておく
- 相手の立場に立って考えるスキルを併用する必要がある
いくつか問題点も存在していまが、そういった問題点を解消するやり方なども考えてみると良いかもしれません。大切なのは日常生活を楽しくするためにどうスキルを活用するかだと思います。
客観的な視点で見る応用法!客観視スキルを創造してみた!
「自分の感情を抑えて、本当に自分がやりたいこともできない……」何てこともあると思います。その状況が続くと精神的にも肉体的にも大変ですよね。そこで、客観的な視点で見る方法を応用して、自分がやりたいことを実現しつつも好意的に見られる行動を探す方法を、私なりに考えてみたので紹介してみようと思います。少しでも参考になれば嬉しいです。
理想の未来を叶える客観視スキルの使用法【応用スキル編】
- 客観視したい状況を設定する
- 自分が達成したいことを設定する
- 次の行動を客観視シミュレーションする(自分の達成したいことを実現する最善の行動を探す)
- 《次の行動パターン○を考える》
- 《行動パターン○を見た第三者のコメントを考える(=どんな気持ちを抱くのか考える)》
- 《行動パターン○の第三者が納得できる行動を考える》(=改善ポイントを探す)
- 《行動パターン○の評価チェック》(第三者の意見がポジティブな内容しか出なくなるまでシミュレーションを続ける)
- 自分の達成したいことを実現する行動を最終決定する
- 自分の意見を通しても好意的に見てもらえる行動が探せる
- あなたの理想の未来を応援してもらえるようになる行動を目指せる
- 理想の未来を叶えるためのマインドセットを探せる
※理想の未来を叶えるためには周囲の理解を得られるような行動が必要不可欠です。
【ステップ1】客観視したい状況を設定する
例)仕事の手伝いを(Bさんに)頼まれた状況
「自分の行動で状況を変えたい!」そう思った状況を見極めて客観視スキル(応用)を活用するのがおすすめです。ひとつひとつの状況に対して行動をシミュレーションして第三者が好意的に見てくれる行動を探して、最終的にはあなたが望む状況へと誘導できるように目指しましょう。
【ステップ2】自分が達成したいことを設定する
- 12時までに終わらせたい仕事があるため、仕事の手伝いを断りたい
自分が本当にやりたいことを我慢する状況って多いですよね。しかし、第三者の多くの人が好意的に見てくれる状況を作ることができれば、あなたがやりたいことを優先しても問題ありません。誰かのために我慢することは立派なことですが、あなたのためにも本当にやりたいことを実現できるように目指しましょう。
【ステップ3】次の行動を客観視シミュレーションする(自分の達成したいことを実現する最善の行動を探す)
例)仕事の手伝いを頼まれた状況
~12時までに終わらせたい仕事があるため、仕事の手伝いを断りたい~
例)仕事の手伝いを(Bさんに)頼まれた状況
~12時までに終わらせたい仕事があるため、仕事の手伝いを断りたい~
「すみません……ちょっと今は困ります」
第三者コメント(Rさん)
「なんで今は困るのかな?」
第三者コメント(Xさん)
「結局やってくれるのかくれないのか分からない」
第三者コメント(Zさん)
「もう少し言い方を考えないとBさんに情報が伝わらなそう……」
- 第三者コメント(Rさん)対策
『納得できる理由を伝える』
- 第三者コメント(Xさん)対策
『イエス・ノー(やるのかやらないのか)をはっきり伝える』
- 第三者コメント(Zさん)対策
『もう少し言い方を考える』
(シミュレーション1)
ひとつの行動に対して、頭の中に描いた第三者のコメントから改善ポイントを見つけることができれば、次に考える行動は改善ポイントを意識したものに自然となっていきます。難しく考えずに、まずは自由に思いついた行動を分析してみましょう。
例)仕事の手伝いを頼まれた状況
~12時までに終わらせたい仕事があるため、仕事の手伝いを断りたい~
例)仕事の手伝いを(Bさんに)頼まれた状況
~12時までに終わらせたい仕事があるため、仕事の手伝いを断りたい~
「すみません……12時までに終わらせたい仕事があるので、今は無理です」
第三者コメント(Rさん)
「それじゃ仕事を手伝えなくても仕方ないね」
第三者コメント(Xさん)
「無理ってほどの仕事があるのかな?」
第三者コメント(Zさん)
「12時以降なら仕事の手伝いできるのかな?」
- 第三者コメント(Rさん)対策
『Rさん納得=対策必要なし』
- 第三者コメント(Xさん)対策
『無理って伝えると語弊がありそう』
- 第三者コメント(Zさん)対策
『12時以降なら仕事ができるのか伝える』
(シミュレーション2)
「改善ポイントを意識した行動から、さらなる改善ポイントを見つけて行動する」を続けることで、最終的には第三者の多くが納得する最善の行動を見つけることができます。ぜひ改善ポイントを意識して次の行動を考えて、さらなる改善ポイントを探しましょう。
例)仕事の手伝いを頼まれた状況
~12時までに終わらせたい仕事があるため、仕事の手伝いを断りたい~
例)仕事の手伝いを(Bさんに)頼まれた状況
~12時までに終わらせたい仕事があるため、仕事の手伝いを断りたい~
「すみません……12時までに終わらせたい仕事があるので、手が離せそうにありません。12時以降で良いのなら仕事を手伝えると思うので、手が空いたらまた声を掛けますね」
第三者コメント(Rさん)
「忙しいのに丁寧に返してくれて好感持てる!」
第三者コメント(Xさん)
「手伝いをお願いしたかったら12時以降にお願いすればいいね」
第三者コメント(Zさん)
「Bさんの仕事が緊急の案件だったりして?」
- 第三者コメント(Rさん)対策
『対策必要なし』
評価:人によっては好感度アップ効果があるかも?
- 第三者コメント(Xさん)対策
『対策必要なし』
- 第三者コメント(Zさん)対策
『相手(Bさん)の状況にも配慮する』
(シミュレーション3)
客観的に見てネガティブな意見が少しでも出てきそうだと思った内容は、他の誰かもネガティブな気持ちを抱く可能性が高いです。少しでもマイナスな意見が思い付く場合は「第三者の多くがポジティブな気持ちで納得できる」と思える行動が見つかるまでシミュレーションを続けるようにしましょう。
【ステップ4】自分の達成したいことを実現する行動を最終決定する
例)仕事の手伝いを(Bさんに)頼まれた状況
~12時までに終わらせたい仕事があるため、仕事の手伝いを断りたい~
例)仕事の手伝いを頼まれた状況
~12時までに終わらせたい仕事があるため、仕事の手伝いを断りたい~
《 自分の達成したいことを実現する行動を決める》
「すみません……12時までに終わらせたい仕事があるので、手が離せそうにありません。 12時以降で良いのなら仕事を手伝えると思うので、手が空いたらまた声を掛けますね。ただ、どうしても今すぐ手伝いが欲しい場合は遠慮なく言って下さい。」
- 相手の状況や気持ちにも配慮する
- 断る場合は相手が納得できる理由を伝える
- 「無理」という言葉の使い方に気をつける
- イエス・ノーをはっきり伝える(=曖昧な返事は避ける)
- 少し言い方を考える(=相手に伝わる言い方を考える)
第三者の誰もが好意的に見てくれる最善の行動を取るためには、行動をシミュレーションして客観的な視点で考えることで見つけた改善ポイントを意識することが大切です。見つけた改善ポイントを意識して行動するようにしましょう。
ここで紹介した客観視のやり方はあくまで一例です。第三者の意見は他にもたくさんあり、第三者のみんなが納得できる最善の行動は無数に存在するので、ぜひ色々と分析してみて下さい。
客観視スキルを応用しよう!
- 知識を集めて客観視スキルを習得する
- 客観視スキルを使用してレベルを高める
- 客観視スキルを応用して色々なことに役立てる
- 商品の使用者の声を予測して改善点のリサーチに応用する
- コンテンツ「動画(You Tubeなど)」の視聴者コメントを予測して内容修正に応用する
- メールやSNSの内容を読んだ人のコメントを予測して添削に応用する
- お店やサイトに訪れた人の声を予測して修正ポイントのリサーチに応用する
- 小説などの登場人物キャラクターの行動に対して読者の声を予測して内容修正に応用する
客観視スキルを応用すれば、自由で楽しい生活の実現に大きく近づくことができます。自分の達成したいこと実現できるように使い方を工夫するようにしましょう。
最後に
「好意的に見られる行動を取る」ためにも、常に意識して客観的な視点で見るようにしてみて下さい。
ぜひとも、客観視スキルを磨いて、好意的に見られる行動を目指すために役立てて見て下さいね。